エンジニアのための技術講座

ローコストオートメーション講座

掲載日:2001年06月19日

カテゴリ : 設計のヒント

第22回 各種アクチュエータの解説

 1軸のしゅう動案内を持つ手動式の機構部にアクチュエータを用いて、LCA化(簡易自動化)することを考えます(【図】参照)。第19回の解説では、手動でワークホルダを移動させることを前提としたため、しゅう動案内の機構設計やしゅう動部部品材料選定など耐久性について考慮していません。しかし、アクチュエータを用いたLCAの場合は、信頼性設計を重視しなければなりません。

図1

 ここでは、1軸のしゅう動案内をミニチュアスライドガイド(FAメカ;P169のSEBなど)に変更した構造で解説を進めます。

 以下では、各種アクチュエータの特徴比較【表1】と、それぞれの分類【表2】を解説します。なお、アクチュエータには下記以外に油圧式がありますが、LCAは大きな操作力を要しないので省略しました。

 LCAのアクチュエータ選定においては、動力系と制御系のどちらがより重要かを考えます。
 空気式は圧縮性の気体(空気)を用いるため速度制御が苦手です。制御系を必要とする場合は電気系が優れます。ここでは速度・位置制御を要しないため空気式アクチュエータを選びました。

【表1】アクチュエータの特徴比較

 操作力速応性制御性使い易さ価格大きさ
空気式
直動力を利用
××
位置制御劣る

保守容易

長くなる
電気式×
回転力を利用

直動にはボールネジなどが必要となる

位置・力制御可

技術を要す

やや高い

薄型可

【表2】アクチュエータの分類(直動、回転を含む)

表2

 次回では、空気式アクチュエータを用いる場合にトラブルを避けるための、移動機構設計のポイントを解説します。

このサイトは、株式会社ミスミが運営・管理しています。

当サイト上のコンテンツの著作権は株式会社ミスミに帰属します。
無断利用・転載を発見した場合は、法的措置を取らせていただくことがあります。

ミスミのeカタログ

メカニカル部品 | ねじ・ボルト・座金・ナット | 工業用素材 | 配線部品 | 制御部品・PC部品
切削工具 | 生産加工用品 | 梱包・物流保管用品 | 安全保護・環境衛生・オフィス用品 | 研究開発・クリーンルーム用品
プレス金型部品 | プラ型用部品

ご利用にあたって  会社概要

ページトップに戻る