エンジニアのための技術講座

ローコストオートメーション講座

掲載日:2001年10月16日

カテゴリ : 直動部品

第37回 しゅう動案内の解説−その3:シャフトとリニアブシュ

 シャフトとリニアブシュの組み合わせの直線しゅう動案内機構は、非常に多用されます。LCAメカニズム例を参照して下さい。

図

 シャフトとリニアブシュには、それぞれ取り付け加工を必要としますが、標準品(例えば、ミスミFAメカニカル標準部品)に合わせて取り付け側の構造設計をするのが低価格化のポイントです。
 下記は標準部品選定時の代表的機種例と用途の特徴の解説です。

標準品標準品の代表的種類用途の特徴
シャフト材質
SUJ2(高周波焼入れ)(注1.2)
SUJ2(高周波焼入れ:58HRC+硬質クロムメッキ:800HV)(注3)
・耐磨耗性
・高速、耐磨耗性
固定法
めねじ・おねじ加工、
止め輪溝・キー止め溝加工
段付き加工
シャフト端部の固定方式に応じて選定
リニアブシュ形状・材質
シャフトホルダ
リニアブシュ
(ストレート型、フランジ付き型)
(保持器材質:樹脂、金属)
リニアブシュホルダ、ハウジングユニット
(保持器材質:樹脂、金属)
無給油ブシュ
(銅合金タイプ)
シャフトの固定用支持部品
高精度、高荷重
使用環境温度の許容値
軽量構造のため可動体設置用
使用環境温度の許容値
高荷重、低速用、耐薬品性、無潤滑使用
ガイドセット形状ミニチュアボールガイドセット
低摩擦、高精度、直線と回転の同時運動

※注1)SUJ材とは
 軸受け鋼。SはSteel、UはUsed、JはJournalの略。Journalとは「ベアリングのはまる所の意」
※注2).高周波焼入れとは
 高周波発振器で熱処理品表面に効率よく誘導電流を発生させて加熱し、表面部分のみ焼き入れ効果を得る方法
※注3)硬さとは
 理論的な定義がなく、試料表面にかたい球やダイヤモンド錘を押し付け、そのくぼみ面積や変形量の比較で硬さを表現します。SUJやSUS材質の硬さはHRC(ロックウェル硬さ:硬球押し付け法)で、硬質クロムメッキなどの微小部分の硬さはHv(ビッカース硬さ:ビッカース四角圧跡法)を一般には採用。

 次回は、リニアモーション(LM)ガイドの基本について解説します。

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