エンジニアのための技術講座

ローコストオートメーション講座

掲載日:2001年12月04日

カテゴリ : 設計のヒント

第44回 LCAメカニズムの構想法−その2:機構の用語解説

 高い信頼度と安価なメカニズムを構想するためには、構想案を単純で論理的な運動体として頭に描けることが助けとなります。ここでは、メカニズムを単純な運動機構図として現す手法を解説します。

機構を現す基礎用語の解説

機構用語用語の解説記述法
機構数個の機械要素の組合せで、ひとつが動けば他がこれに応じた動きをする系 
原動と従動原動:動かす駆動体がある側、入力側塗つぶし矢印

塗つぶし矢印
従動:動かされる側、出力側白抜き矢印

白抜き矢印
=解説=
2個の平歯車による動力伝達では、原動側と従動側が入れ替わっても回転できる可逆運動の系。
ウォームとウォーム歯車の組合せでは、ウォームが原動側で減速伝達機構として運動するが、逆では動かない非可逆運動の系。
 
機素
(エレメント)
機構を構成する1個の要素 
対偶(ペア)1対(2個)の機素で構成された可動機構

=解説=
対偶する機素同士の接触のしかたで2種に区分される

 低次対偶面接触(すべり、まわり、ねじ)する対偶
すべりシャフトとリニアブッシュ、ピストンとシリンダなど
まわりピンとメタルなど
ねじボルトとナット

高次対偶点接触、線接触する対偶
点接触玉軸受のリニアモーションガイドなど
線接触ころ軸受のリニアモーションガイドなど
すべり対偶

すべり対偶

 低次対偶は単純機構で使いやすく実用性に富んでいます。高次対偶は高速・高精度対応などに適しますが、材質選定や加工精度の知識が必要です。

 次回は、対偶(ペア)をつなぐ節(リンク)の特徴を解説します。

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