エンジニアのための技術講座

ローコストオートメーション講座

掲載日:2002年10月22日

カテゴリ : 設計のヒント

第86回 からくり治具の素:回転→揺動変換機構

 回転運動を左右方向の揺動運動に変換させる「からくり治具の素」を紹介します。

 【図1】はその代表機構図です。この機構を用いて、基本的な機構設計を解説します。

図1

 リンク機構において0軸(駆動軸)を中心に回転するクランク(1)と、もう1方の回転軸0' 軸を中心として揺動するリンク(3)とを連結リンク(2)で連結させると、0軸側のクランクの1回転に対してリンク(3)が左右に揺動運動を行ないます。このリンク(3)の揺動範囲(A点〜B点)はクランク(1)と連結リンク(2)が1直線状に重なった位置で決まってきます。
 【図1】では、a点で2部品が直線状になり、揺動するリンク(3)は右端位置A点に移動した後に反転運動に変わる。またb点で再度2部品は直線状に並びB点が決まってきます。

 【図2】は、揺動角の調整が短時間で可能な調整ねじを持つ変換機構です。稼動中に位置調整を行う場合や、多機種対応を必要とする簡易機構などに利用できます。

図2

標準部品の選定のアドバイス

 【図1】の部品では、クランク(1)、連結リンク(2)、リンク(3)の全ての部品が標準部品で対応可能です。【図2】は連結リンク(3)の長穴を追加工すれば標準部品で対応が可能です。

 次回は「からくり治具の素」は1回お休みし、経済産業省が主管する「21世紀ロボットチャレンジプログラム」を紹介します。第88回から、等速回転運動を間けつ的な(変則的な)回転運動に変換する機構を紹介します。

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