エンジニアのための技術講座

ローコストオートメーション講座

掲載日:2003年07月15日

カテゴリ : 駆動機構設計

第121回 動きを持つ構造設計−16:センサーの使い方−1

 Face FA用メカニカル標準部品カタログ2003版の標準部品使用例:1の事例(【図1】)を例に、動きを持つ構造設計の中でのセンサーの使い方を解説します。

図1

(1)LCAでのセンサー応用例

 この事例の簡易自動機は2個の回転モータで、1.位置決め、2.プレスの運動が作られています。

1. スライドガイドとボールねじで構成された1軸位置決めテーブル
2. カムーリンク機構で回転運動を上下往復運動に変換したプレス機構

(2)センサーの役割

 センサーとは検出器のことで、機械の位置や速度などの動作状況や押付け圧力などの物理的な状態、周辺の環境などを情報として検出する機械要素で、その検出した情報で制御を行い自動化ができます。

図

 【図1】の事例では、非接触式光センサー(フォトセンサー)を用いて位置決めテーブルの位置情報とカムシャフトの回転角情報を検知し、その位置信号を受けて次のシーケンスプログラムが動きます。

(3)ステッピングモータと位置決めセンサーの構成

 【図1】の事例ではアクチュエータにステッピングモータを使用しています。ステッピングモータは、回転角度(回転数や移動距離と同じ)や回転速度を独自に制御できるので、【図1】のセンサーの機能は下記項目です。

1. 運動オーバーランの防止のための位置信号の出力
2. 位置決め制御のための位置決め開始点(原点)の出力

 【図1】の位置決めテーブルの駆動制御用センサーは3個設置されています。このうちの両端の2個が上記1.オーバーラン防止用で、中にあるセンサーが原点出し用センサーです。
 カムシャフトの回転角の制御は、フォトセンサー用スリットカムとフォトマイクロセンサーで検出します。

 次回では、LCAに良く使われるセンサー類の原理と特徴を解説します。

このサイトは、株式会社ミスミが運営・管理しています。

当サイト上のコンテンツの著作権は株式会社ミスミに帰属します。
無断利用・転載を発見した場合は、法的措置を取らせていただくことがあります。

ミスミのeカタログ

メカニカル部品 | ねじ・ボルト・座金・ナット | 工業用素材 | 配線部品 | 制御部品・PC部品
切削工具 | 生産加工用品 | 梱包・物流保管用品 | 安全保護・環境衛生・オフィス用品 | 研究開発・クリーンルーム用品
プレス金型部品 | プラ型用部品

ご利用にあたって  会社概要

ページトップに戻る