エンジニアのための技術講座

ローコストオートメーション講座

掲載日:2003年08月19日

カテゴリ : 駆動機構設計

第125回 動きを持つ構造設計−20:センサーの使い方−5

 ここでは溝型光電センサを用いた場合の、回転体の原点位置設定を紹介します。

(1)回転体の原点位置設定の方法

 回転体の回転位置検出方法も直進運動の位置検出方法と同じです。回転運動を直進運動に換える場合は、オーバーランの危険性がありますが、回転運動そのものを利用する場合は、オーバーランはありません。
 したがって、回転角の原点位置設定センサのみの構成となります。このセンサドグとしてフォトセンサ用スリットカム(カタログP.927:HPSC、HPJC参照)が使用できます。この場合は、モータ側のパルス数で回転角(回転数)を制御します。
 このほかに、複数枚のフォトセンサ用カム(カタログP.927:PSC参照)を用い、それらの角度調整でダイレクトに回転停止位置の制御を行う方法もあります。

 【写真1】はカムの回転制御用に溝型光電センサとフォトセンサ用スリットカムを使用しています。カムの位置検出のために、ここでは2個の光電センサとスリットカムを設置しています。

写真1

 【写真2】はスリットカムの拡大です。モータ回転速度との関係で、スリット幅を大きく削りなおして使用していますが、ミスミではスリット幅・スリット形状・スリット数・軸穴径の変更が可能なので便利です。

写真2

(2)センサ配線の処理

 自動機のトラブルの原因はセンサ配線部にあることが意外に多いため、配線処理は丁寧に行う必要があります。【写真3】はセンサ配線の模範例です。配線作業は下記の要点と見栄えが大事です。

端子からの配線引き出し方向をそろえて配線への無理な力を避ける
操作やメンテナンスの邪魔にならない位置で配線を固定する
センサ番号と接続コネクタ番号をつけてメンテナンス性を良くする
ケーブルベアの移動の余裕を持たせる

写真3

 次回では、究極マシンのセンシングテクノロジを紹介します。

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