エンジニアのための技術講座

ローコストオートメーション講座

掲載日:2004年01月06日

カテゴリ : 駆動機構設計

第143回 動きを持つ構造設計−38:軸とボスの締結方法

 軸の固定には、2本の軸を連結させる方式や、動力やトルク伝達のために軸とボスを締結させる方法があります。ここでは後者の動力、トルク伝達のための締結方法をまとめて紹介します。

(1)軸とボスの締結方法

 軸に取り付けられる機械要素側をボスと呼びます。以下に軸とボスの締結方法の代表を示します。

■キー締結法(【図1】参照)

図1

■止めねじ締結法(【図2】参照)

図2

■ピン締結法(【図3】参照)

図3

■摩擦締結法(第141回第142回参照)

■溶接締結法

(2)各種の締結法の特徴

軸/ボスの結方法締結方法、特徴トルク伝達能力
キー締結法

<種類>
平キー
くらキー
沈みキー
丸キー、他
色々な形状(角形、丸形、円錐、他)のキーを軸側、ボス側の溝に挿入し締結させる
JIS、DIN規定が整備されている
多種方式があり信頼性も高い
平キー :伝達トルク中
くらキー:小
沈みキー:大
丸キー :小
止めねじ締結法
ボス側を貫通した止めねじで軸側を締付けて固定
過負荷トルク対応性が低い
伝達トルク小
小形(出力小)モータの出力軸とカップリングの固定など)
ピン締結法
軸とボスの両方にあけられた貫通穴にピンを挿入し連結させる
リンク機構の締結に適す
伝達トルク小
摩擦締結法
締付けねじにより軸とボスに垂直方向に力をかけ、その摩擦力で締結させる
脱着可能、軸心精度出し容易などの使い勝手が良い
伝達トルク大〜小
摩擦力を生じさせるメカロック機構の選定による
溶接締結法
軸とボスを溶接して強固に固定する
溶接後の解体が不可能のため不便
溶接ひずみ等で精度変動避けられず
伝達トルク大〜中

 次回は、搬送中のワーク検出について解説します。

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