エンジニアのための技術講座

ローコストオートメーション講座

掲載日:2004年06月25日

カテゴリ : ローコストオートメーションと材料

第166回 LCAを支える機素材料の基本−21:プラスチックと使用のポイント

 プラスチック材料のLCAへの利用は、次のようなプラスチック材料の特質を活用しています。

(1)プラスチック材料の主な機械的特質と応用事例

 プラスチック材料の主な機械的特質は下記が挙げらます。

プラスチックの機械的特質典型的なプラスチックと特性値LCAの応用事例
四フッ化樹脂、ポリアセタール、ナイロン:動摩擦係数が0.1以下動摩擦係数が小さい
(自己潤滑性)
しゅう動案内のガイド
ワークガイド
搬送シューターの底板
動摩擦係数が大きいアクリル、ユリア、フェノール:動摩擦係数が0.3以上などブレーキ材料
軽い
吸振性がある(静音化)
エンジニアリングプラスチック類歯車
治具プレート(手作業用)
衝撃吸収性がある(硬度が小さい)ナイロン、エポキシガラス、その他保護板(ハンドリングクランプ先端部など)
電気絶縁性が高いポリアセタール、ナイロン、ベークライト電気的検査機器の絶縁部材
ワッシャ、カラー
耐薬品性が高いポリアセタール、ナイロン洗浄処理の周辺部材
ケミカルプロセスの周辺部材
透明、着色処理ができるアクリル、ポリカーボネイト、その他カバー
遮光制御

(2)プラスチック材料の使用上の留意点

 プラスチック材料は、上記の長所の反対として下記のような短所があります。したがって、LCAの部材として使用する上では、次の留意点を守る必要があります。

図

(3)その他のプラスチック材料の応用性

 プラスチック材料は色々な材料を混成させて複合部材化することで、金属材料にはない優れた機械的特質を持たせることが可能です。エンジニアリングプラスチック分野としてさらに発展中です。

■例

※カーボンとの混成・・・カップリング用スペーサ
※アスベストやガラス繊維との混成・・・プラスチック軸受
※プラスチック(ABS、ポリプロピレンなど)へのメッキ処理・・・耐磨耗部品

写真

 次回は、金属材料、プラスチック以外のLCA材料について解説します。

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