エンジニアのための技術講座

ローコストオートメーション講座

掲載日:2004年07月16日

カテゴリ : 自動化要素技術

第169回 LCA標準部品の図解使用解説:標準部品の選び方

 ミスミのFAメカニカル標準部品カタログには、外観が似ているものがあります。しかし、それぞれ材料・表面処理・外形寸法精度・軸端形状仕様など設計仕様が異なっています(下表)。カタログから適切な選定をするためには、設計者は選定部品の必要機能を決める能力が必要です。

=代表例:[1] シャフト、[2] 回転軸、[3] ロッド、[4] 支柱・スタンド の場合=
■解説

 4部品の外観は似ていますが機能が異なります。

[1] シャフトと [2] 回転軸は動く部分のメカニズムを構成する駆動機構部品
[3] ロッド、[4] 支柱・スタンドは動きを伴わない構造体部品
駆動機構部品の場合、耐久性能は表面の硬さを大きくするための材質指定や表面処理を、形状精度は公差指定などを選択することができます。

【4種類の部品の仕様比較表】
商品名称材質硬度表面処理外径公差、精度
シャフト
片端おねじタイプ
SUJ2
SUS440C相当
S45C
SUS304
58HRC〜
56HRC〜
(高周波焼入れ)
硬質Crメッキ
(HV750〜)
シャフト外径:g6、f8
真円度、真直度、垂直度、同軸度選択できる
回転軸
片端おねじタイプ
S45C
SUS304
SCM435
-四三酸化鉄
無電解Ni−Pメッキ
軸外径:g6
真円度、真直度、垂直度、同軸度選択できる
厚肉研磨ステンレスパイプ
おねじタイプ
SUS304--パイプ外径:h8
円形支柱
片端おねじタイプ
SS400
SUS304
-四三酸化鉄
無電解Ni−Pメッキ
支柱外径:0
−0.1

写真1、写真2

LCAメカニズムの整理

 LCAは次の構成で出来ています。この構成が各部品の機能設定の参考となります。

LCA = メカニズム(機構部)+アクチュエータ(駆動部)+コントローラ(制御部)

図

 構造体とは :動きを伴わない機構部メカニズムで、メカニズム全体を支えているもの
 駆動機構とは:動く部分のメカニズムを構成するもの
 カタログから適切に選定するために、掲載されている標準部品の特徴を改めて知ることも重要です。以降では、図解や写真などの視覚情報を多く用いて標準部品の解説をします。

 次回は、シャフトの使用事例を図解を用いて解説します。

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