エンジニアのための技術講座

ローコストオートメーション講座

掲載日:2004年08月06日

カテゴリ : 直動部品

第171回 シャフトの使用事例:シャフトの取付け方法−1

 シャフトの取付け方はシャフトホルダの設計できまります。シャフトホルダの設計は機構部全体の構造から組立・解体メンテナンスのし易さや、全体の大きさの制約などによります。

(1)シャフト取り付けるベースプレートの基準面

 シャフトは直動体を精度よく動かすために、基準面に対して平行に取付けます。一般的には、この基準面は、シャフトを取り付けるシャフトホルダなどの固定板(ベースプレートなど)の上面と一方の端面が基準に採用されます(【図1】参照)。 図1

(2)シャフトホルダとシャフト端部形状

 シャフト端部形状は、全体の機構部構造の関係で選定します。

事例1(【図1】の場合)

 この構造は、ベースプレートに特別の位置決め基準を持たせていないため、組付け時の調整で2本のシャフトの平行をだします。

シャフト端部形状の選定

 シャフトホルダを用いてシャフトを固定する構造のためシャフト端部には特別の形状は不要のためストレートタイプを選定。

シャフトホルダ組付け方法
1. ベースプレートの端面に対し、1本のシャフト固定用の2個のシャフトホルダを垂直に固定。
2. 1. のシャフトホルダに組付けた可動テーブルの片側の軸受けにシャフトを通した状態で、シャフトホルダにシャフトを固定。
3. 残るシャフトを可動テーブル軸受けに通し、2個のシャフトホルダをボルトでゆるく仮固定。
4. 可動テーブルをゆっくり移動させ、スムーズに動く位置で2個のシャフトホルダの固定ボルトを強く締める。

事例2(【図2】、【図3】の場合)
 【図2】の構造は、1枚のシャフト固定板に2本のシャフトの間隔と直角度を持たせる設計の事例です。 図2

 【図3】の構造は、シャフト固定板にシャフトを垂直に組付けてエアーシリンダの動きに負荷をかけない設計の事例です。 図3

シャフト端部形状の選定

 シャフト固定板に対して垂直に2本のシャフトを固定させるために、シャフト端部形状は「段付きめねじタイプ」を選定。段付き部の外径精度と同軸度によりシャフト固定板に対して垂直に固定できます。

 次回は、第170回以外のシャフトの色々な取り付け事例を紹介します。

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