エンジニアのための技術講座

ローコストオートメーション講座

掲載日:2004年08月20日

カテゴリ : 直動部品

第173回 シャフトの使用事例:セットカラーとシャフトの組合せ

 セットカラーは、シャフトや円形支柱などの円筒形状の位置決めに便利な部品です。ここではシャフトの停止位置決めの使用事例を紹介します。

事例1(【図1】の場合)
 ダンパ付セットカラーによる、シャフトストッパ機構について解説します。 図

1. この事例は、第170回-b):1本のシャフトによる直動機構のシャフト部を2本構造にしたもの。
2. 事例はカバーの開閉機構のため、シャフトと直動軸受けには無理な力がかからないものとして設計。
3. シャフトは取付けに必要な最小限の軸端加工品:片端めねじタイプを選定。片端めねじに締めこむ固定ボルトの緩みを防ぐために、平座金とばね座金を装着すること。
4. シャフトの直動軸受けは、間歇動作に適した薄型の軸受けとして、無給油ブシュスラストタイプを選定。
5. カバーの停止位置を決めるストッパに、セットカラーダンパ付タイプを選定。ウレタンストッパが当たる面を平面にするため、軸受けの無給油ブシュは下側から固定の設計とする。
6. 移動物のカバーは、2本のシャフトと1本のエアーシリンダのロッドの合計3本の軸で拘束される構想となるが、移動案内はシャフトと直動軸受けが受け持つ構造とし、エアーシリンダのロッドはフローティングジョイントで連結させて、エアーシリンダへの無理な力がかかることを避ける設計にすること。
7. それぞれの材料は、使用環境からサビ対策のための表面処理または材料選定、エアーシリンダの負荷軽減のためのカバー軽量化などを考えて選定。

 上記の手順でカバーのシャッター機構を設計したものが【図2】、【写真1】です。

図2、写真1

 次回は、シャフトの取り付け構造と全体構造/メンテナンス作業の関係を紹介します。

このサイトは、株式会社ミスミが運営・管理しています。

当サイト上のコンテンツの著作権は株式会社ミスミに帰属します。
無断利用・転載を発見した場合は、法的措置を取らせていただくことがあります。

ミスミのeカタログ

メカニカル部品 | ねじ・ボルト・座金・ナット | 工業用素材 | 配線部品 | 制御部品・PC部品
切削工具 | 生産加工用品 | 梱包・物流保管用品 | 安全保護・環境衛生・オフィス用品 | 研究開発・クリーンルーム用品
プレス金型部品 | プラ型用部品

ご利用にあたって  会社概要

ページトップに戻る