エンジニアのための技術講座

ローコストオートメーション講座

掲載日:2004年09月17日

カテゴリ : 自動化要素技術

第177回 シャフト以外の直動案内

 シャフトとリニアブシュ(または無給油ブシュ)の組合せの直動案内は、最もシンプルなレールとスライダの構成です。ここでは、この構成以外の直動案内の変遷と特徴を解説します。

(1)シャフトとリニアブシュの直動案内の欠点

 次のような欠点があります。

シャフトとリニアブシュ構成の欠点欠点の対応策直動案内の変遷
リニアブシュはシャフトの外周に沿った回転運動ができない2本のシャフト構成で回転を拘束するボールスプライン+スプライン軸の構成
下からの支えのない中空状態で両端保持構造となるため、大きな垂直荷重を受ける機構では剛性が得られないシャフト径を大きく、ダブルタイプのリニアブシュを選定シャフトガイドレール+シャフト+リニアブシュの構成

(2)直動案内の進歩

 単純に直動案内の進歩を現すと次のようになります。

図

 図解で簡単に解説します。

a) ボールスプラインはシャフトにボールベアリングの転動溝を持たせて、直動のみをフリーにしている。(【図1】参照)
図1

b) シャフトの中空部にシャフトガイドレールを設置して、レール剛性を向上。相手となるリニアブシュはこの部分を切り取った構造(【図2】参照)
図2

c) フリーなボールリテーナを軸受けとするため、回転、直動が拘束を受けない

d) b)の基本構造に近いが、耐荷重が高くできるようベアリングとレールの接触面積を広くするベアリング転動溝を設けている(【図3】参照)。
図3

図

 次回は、直動案内の超精密化の世界の概要を紹介します。

このサイトは、株式会社ミスミが運営・管理しています。

当サイト上のコンテンツの著作権は株式会社ミスミに帰属します。
無断利用・転載を発見した場合は、法的措置を取らせていただくことがあります。

ミスミのeカタログ

メカニカル部品 | ねじ・ボルト・座金・ナット | 工業用素材 | 配線部品 | 制御部品・PC部品
切削工具 | 生産加工用品 | 梱包・物流保管用品 | 安全保護・環境衛生・オフィス用品 | 研究開発・クリーンルーム用品
プレス金型部品 | プラ型用部品

ご利用にあたって  会社概要

ページトップに戻る