エンジニアのための技術講座

ローコストオートメーション講座

掲載日:2004年10月22日

カテゴリ : 位置決め技術

第182回 位置決めピン/ガイドの使用事例−1:位置決めの原理・原則

 第182回からは、位置決めピン/ガイドの使用方法を解説します。初めに位置決めの原理・原則を解説し、引き続き位置決めピン/ガイドの使用事例を紹介します。

(1)位置決めの原理・原則

1. 位置決めとは・・・2つのワークの位置関係を精度良く保つこと
           一方:固定基準側となるもの・・・(位置決め治具など)
           他方:固定基準側に位置決めされるもの・・・(ワークなど)

2. 位置決めは2つのワークの位置関係が効果的に決まるポイントで位置決めをする(【図1】参照)。
例:1) 位置決め用ノックピン間の距離を長くとる。
  2) ノックピンの位置は対称な位置を選ぶ

図1

3. 3方向拘束で位置決めを行う。(4方向拘束では挿入も排出もできない)

4. 作業(手動、自動、試作、量産、他)やワーク(精度レベル、外観品質レベル、材質、他)の特徴から位置決め方法を選定する。

5. 磨耗や変形などの位置決め性能の劣化への対応を忘れない。

(2)色々な位置決め方法

 位置決め方法は、次のように分類できます(【図2】参照)。

位置決めの種類解説
[1] 固定基準面に位置合わせする方法基準面に押し当てて、面と面で位置決めする
[2] 位置決め面(点)を調節できる方法調節できる位置決めピンなどで位置決め基準の調整ができる
[3] 位置決めピンによる方法円筒状、円錐状などの位置決めピンで位置決めをする
[4] V溝による方法円筒形状のワークに対して長手外形の位置決めをする
[5] 心出し円筒形状のワークの中心に対して位置決めをする
[6] 割出し直線状の距離に対して定められた距離で位置だしをする

図2

 次回からは、上表の[1] 、[2] 、[3] について、位置決めピンとガイドを用いた事例を解説します。

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