エンジニアのための技術講座

ローコストオートメーション講座

掲載日:2004年11月12日

カテゴリ : 位置決め技術

第184回 位置決めピン/ガイドの使用事例−3:位置決め調整ねじ

 ここでは、位置決め調整ねじについて解説します。

位置決め調整ねじの使い方
位置決め調節ねじの先端で位置決めを行うもので、調節ねじを回して、ねじ軸方向の位置決めポイントを調節できます。
【写真1】、【図1】は、ワークセットテーブルの高さ調整用に、位置決め調整ねじを採用した事例です。
写真1

図1

調整ねじは位置決め後に緩まないようにナットで固定します。このナット締付け時に位置調整したポイントにずれを生じるため、この作業を繰り返すことになります。ナットをある程度まで締付けた状態で微調整作業を行い、最終調整がねじ部のわずかな塑性変形で終了する要領で、位置決め作業を行うのが作業の勘所です。
調整ねじ先端部は変形や磨耗を抑える為に、SUS材以外の鋼材では、硬度45Hrc程度以上の熱処理をしています。
ねじ部は位置だし作業の精度度合いに適応させるよう、細目ねじと並目ねじの2種類があります。
調節ねじの先端と接触するワーク側の対抗面は平面精度が良く、かつ、硬い材料であることが好ましいため、対向面にストップピンを挿入するのが好ましいです(【図2】参照)。

図2

位置決め調整ねじを2本用いることで、長いワークの平行精度の調整を効率的に行うことができます(【図3】参照)。 図3

 次回は、位置決めピンと位置決めブシュのペア使用の事例を紹介します。

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