エンジニアのための技術講座

ローコストオートメーション講座

掲載日:2004年12月03日

カテゴリ : 位置決め技術

第187回 ヒンジピンの使用事例

 2つの機素の連結方法について事例を紹介します。第143回では、回転軸を連結させる締結方法について解説しました。ここでは2つの連結部品のうち片側を固定側とし、他方を回転させる連結方法を紹介します。

(1)ヒンジピンの連結方法

(1)ヒンジ(Hinge)とは

 ヒンジ(Hinge)とは「ちょうつがい」の意味です。片側が固定され他方が回転できる仕組みが「ちょうつがい」です。ヒンジピン(カタログ;P427〜)を用いて構成できます。

(2)ヒンジピンの連結法

 次の種類があります。

図

図

 ヒンジピン外径は「はめあい」g6で加工されています。穴側の内径は「はめあい」H7を選定し、ガタのない「すきまばめ」で連結するのが一般です。

(3)連結法の選定のヒント

 採用する機構の特徴に対して、次のチェック項目で連結法を選定します。

図

■a)ヒンジピンの横方向への力との関係

 ヒンジピンの横方向に作用する力に対する強度は、次の順番です。
(小) 割りピン < 止め輪 < 止めねじ止め < ナット止め、めねじ、キー止め (大)

■b)ヒンジピンの交換頻度

 割りピンタイプは割りピンの複数回使用は適さない。
 キー止めタイプは交換作業が多少厄介。
 その他は、簡単に交換が可能。

■c)ヒンジピンの固定端が持てるかどうか

 構造的にピンの固定端が持てない場合や、幅寸法に制限がある場合などでは、止めねじタイプかキー止めタイプが利用できます。

(4)連結の注意点
割りピン使用の場合、回転部品に割りピンが引っかからない長さに曲げて固定すること。

 次回は、直動運動する部品との連結方法について事例を紹介します。

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