エンジニアのための技術講座

ローコストオートメーション講座

掲載日:2005年02月25日

カテゴリ : 直動部品

第198回 リニアモータに挑戦−6:シャフトモータ機構部設計のポイント−3

 次の3項目、1)、2)、3)が、シャフトモータ機構部設計のポイントです。ここでは、項目3)とその他4)について解説します。

■シャフトモータ機構部設計のポイント
 1)シャフトモータの磁場分布を乱さない機構設計
 2)シャフトモータの磁力に負けない機構剛性
 3)組付け精度が出しやすい機構部品の設計

(3)組付け精度が出しやすい機構部品の設計

事例のシャフトモータ採用LCAは、直動案内にスライドガイドを採用しています。
この機構が高精度にサーボ制御されるためには、サーボ制御用リニアエンコーダと直動案内(スライドガイド)が、精度良く平行に組付けされなければ成りません。
ここで採用したリニアエンコーダは、レニショー製(エンコーダヘッド:RHG24X、エンコーダスケール:RGG20-S)です。
このタイプはエンコーダスケールを接着剤で接着固定する方式のため、微調整や固定のやり直しがなかなか難しく、したがって、接着作業が精度良く・簡単にできるような機構部品の設計が重要です。

リニアエンコーダを固定する部品には、リニアエンコーダとスライドガイドが平行に取り付け易いような形状設計をすること。
(例:レニショー製リニアエンコーダの場合、リニアエンコーダを接着で固定させるための基準面を機械加工で形成させると作業が簡単になる)(【写真1】参照)


(4)その他のシャフトモータ機構部設計のポイント

1. コイル部が高速で往復運動するため、ケーブル接続部の断線防止策が必要。軽量で動きが滑らかなケーブルキャリアを採用します(【図1】参照)。

2. シャフトモータの暴走による事故を最小限に抑えるために、強度的に十分なストッパを設けること。
3. 非接触案内を使用する場合などは、動作抵抗が小さいので、サーボオフ後も慣性力で動いてしまうことへの対応が必要。

 次回では、シャフトモータ採用LCAの電装設計のポイントを解説します。

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