エンジニアのための技術講座

ローコストオートメーション講座

掲載日:2005年04月01日

カテゴリ : 直動部品

第203回 リニアモータに挑戦−11:縦型リニア駆動に挑戦−3

 シャフトモータ(リニアモータ)の駆動機構は、一般的にはシャフト(レール)側を固定し、コイル(リニアモータのスライダ)側を機構部の可動体と結合させて可動させます。この場合、第198回で解説した横型シャフトモータユニットのように、リニアエンコーダ読取りヘッドとの接続線の往復屈曲の保護のために、ケーブルキャリアを採用します。

 ここで紹介する縦型のシャフトモータ駆動ユニットは、可動部の軽量化とコンパクト化、さらに接続部の断線防止を狙って、特殊な機構設計を採用しました。

縦型リニア駆動機構の高信頼・コンパクト設計

 シャフトモータを採用した縦型リニア駆動機構の高信頼・コンパクト設計のポイントは下記です。

1)シャフトモータのコイルを固定し、シャフトを往復運動させる
2)往復運動するシャフトに機構部の可動体を接合させる
3)直動案内のスライダを固定し、レールを機構部可能体と接合させる
4)リニアエンコーダの読取りヘッドは固定し、スケールを機構部可動体に貼りつける

上記1)、2)、3)の機構採用により、リニアエンコーダ読取りヘッドから出る接続線の往復屈曲運動が回避できるため、ケーブルキャリアが不要となり、機構がコンパクトにできる。(【写真1】)
この機構では、精密イケールにシャフトモータのコイルとスライドガイドのスライダを固定している。
シャフトモータのシャフトに機構部の可動体を結合させ、可動部部品にリニアエンコーダのスケールを貼りつける。
シャフトモータのコイルとリニアエンコーダの読取りヘッドが固定されているため、位置検出信号を伝達させる接続線も動かない。したがってケーブルキャリアが不要とできる。

写真1

 次回は、縦型のシャフトモータ駆動ユニットの制御方式について解説します。

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