エンジニアのための技術講座

ローコストオートメーション講座

掲載日:2005年11月04日

カテゴリ : 自動化要素技術

第231回 ばねの設計−10:ばね用材料

 ばねのばね特性は、ばね用材料とその熱処理と成形加工(熱間成形法、冷間成形法)で造りこまれます。

(1)熱間成形と冷間成形

■熱間成形

ばねの形状に成形した後に、ばねとして必要な強度を得る目的で、焼入れ・焼戻しの処理を行う成形法

■冷間成形

焼入れ・焼戻しあるいは伸ばす線加工などで、必要な強度が得られた材料を成形する工法

(2)ばね用材料

 代表的なばね用材料と用途は次表です。

【表1】代表的な金属性ばね材
記号名称用途主な用途工法
一般用導電耐熱耐食耐疲労
SW-B硬鋼線----一般機械用の小物コイルばね
SWPピアノ線---同上同上
SWOばね用炭素鋼オイルテンパー線----一般機械用の中・大物コイルばね同上
SWOSCばね用シリコンクロム鋼オイルテンパー線---同上同上
SUS-WPばね用ステンレス鋼--耐食性を要するコイルばね同上
SUP6シリコンマンガン鋼----一般機械用の小物コイルばね熱間成形
SUP9Aマンガンクロム鋼----一般機械用の中・大物コイルばね同上
SK4炭素鋼----一般的で安価な皿ばね用-
SUS304ステンレス鋼--耐食性を要す板ばね・皿ばねなど-

【表2】プラスチックばねの特徴
長所短所
・複雑な形状が成形できる
・軽く錆びない
・柔軟性、可とう性がある
・着色などの装飾ができる
・強度が小さい
・表面硬度が小さい
・耐熱性が低い
・支持剛性なし

 プラスチックばねは、【表2】の特徴より、チューブや電線などの固定用フックなどに使用されます。

 次回は、ばねの設計計算について解説します。

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