エンジニアのための技術講座

ローコストオートメーション講座

掲載日:2007年01月26日

カテゴリ : 設計と加工

第289回 自動機部品の加工技術の基礎−13:加工部品のバリと問題点

 金属を切削工具や砥石で加工すると、加工された面のエッジ部には微細な切残り片(【図1】、【図2】、注記参照)が残ります。この切残り片は“バリ”と呼ばれます。

図1、図2

■注記
刃先のとがった工具でも刃先にはわずかの曲率を持っています。
このわずかの曲率を持つ刃先で金属を切ると、金属の延びる性質(延性)のために加工面の端部で小さな切残り片が生じます。これが“バリ”です。
セラミックのような割れる性質の材料を加工する場合にはエッジ部に凹状の“かけ”が生じます。これは金属の凸状バリと反対の凹形状のため“負のバリ”と呼ばれます。

 バリには次のような欠点があるため、バリのないエッジ形状の設計と処理が重要です。

■バリによる問題
1.鋭く尖った金属片のため、触れると指先を切るようなけがをし易い。
2.凸状の切残し片のため、寸法精度に悪く影響する。
3.組立部品の場合、軸端部やコーナー部のバリは組立作業に悪影響を与える(【写真1】)。
4.摺動部品に残るバリは、摺動時にバリが脱落して走行停止などの事故の原因になる。

写真1

 次回は、エッジ部にバリを出さない設計法について解説します。

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