エンジニアのための技術講座

ローコストオートメーション講座

掲載日:2007年02月09日

カテゴリ : 設計と加工

第291回 自動機部品の加工技術の基礎−15:バリとエッジ形状設計

 ここでは、加工で生じたエッジ部のバリの処理法について解説します。バリの大きさや仕上げ度合いに応じて、バリ取り用砥石の種類を選択することが重要です。

エッジに出来たバリの除去法
部品図に細かなエッジ処理の指示が難しい場合や納品部品のバリ処理が不完全な場合などには、自分でエッジ部のバリの除去をする必要がある。
【写真1】は手作業でバリを除去するための砥石(上:微細仕上げ用、中:中仕上げ用、下:粗処理用)。大きく粗いバリの場合は、粗目の砥石と仕上げ用砥石(またはオイルストーンとも呼ぶ)を併用し、細かなバリは細目の砥石で均一に擦り取る。
最終仕上げ専用の砥石には天然石のアルカンサス砥石(アルカン砥石とも呼ぶ)がある。
表面のサビ落としや曲面の表面仕上げなどにはゴムブロック砥石が使われる。
【写真2】は溝形状の端部に残ったバリと、バリ取り用仕上げ砥石でバリを取り去った端部
【写真3】は加工端部に残った凸状変形部と変形部を手仕上げで除去した状態

写真1

写真2

写真3

 小さな部品はバリ取り用砥石や専用工具(【写真4】)で除去することも可能ですが、対象物が大きくなると手仕上げではなく、電動工具を用います(【写真5】)。微粒砥粒を高速で噴射させてバリを除去するサンドブラスト工法や、微粒砥粒を混合させた液体を高圧で放射する工法(ウォータージェット加工法)などが採用される場合もあります。

写真4、写真5

 次回は、熱変形を最小化する加工法について解説します。

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