エンジニアのための技術講座

ローコストオートメーション講座

掲載日:2007年03月16日

カテゴリ : 設計と加工

第296回 自動機部品の加工技術の応用−5:ラップ仕上げ作業のポイント

 ラップの手仕上げは、ラップ仕上げされるワークの形状・材料と仕上げ面の粗さに対応してラップ剤とラップ工具を選び、手仕上げで加工します。ここでは、穴の内壁の仕上げを例に作業のポイントを解説します。

(1)ラップ手仕上げ作業

ラップ仕上げは、粗い砥粒から細かい砥粒の数種類を使用して、作業効率を高くします。
砥粒の使用順は、粗い砥粒から使い始め、ラップ仕上げ面の粗さを段階的に細かくしてゆくために、細かな砥粒に段階的に変えてゆきます。
この時、粗い砥粒が細かな砥粒に混じると、細かな砥粒で仕上がった面に混じった粗い砥粒によるスクラッチが残るため、いつまでも目指す仕上げ粗さが得られません。
したがって、使用するラップ剤の砥粒の粒度に応じてラップ工具を準備し、使い分ける必要があります。
丸穴用ラップバーはラップする穴径ごとにガタがなく、"しっくり"と前後に動かせる径の大きさにあらかじめ仕上げておくこと。
外径を出したラップバーの円筒外径の一部(1箇所または2箇所)を平らに切取り、ラップ剤の溜まりを造る(【図1】参照)。
ラップ作業場も、ラップ剤が混じらないように整理整頓する習慣が必要。
ブシュにラップ剤を付けたラップバーを挿入し、一方向に回転させながらバーを押し込み、同一方向に回転させながらバーを引き戻す作業を繰返す。
ブシュ穴の内壁のラップ仕上げ作業には、【図2】の方法が採用される。

図1、図2

 次回は、組立基準を持つ部品の加工法について解説します。

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