エンジニアのための技術講座

ローコストオートメーション講座

掲載日:2007年03月30日

カテゴリ : 設計と加工

第298回 自動機部品の加工技術の応用−7:精密基準面の形状

 ここで次の3種類の精密基準面とその加工法について解説します。

図

 上のa)〜c)の精密基準面は、力のかかり具合やボルト締結固定、移動して使うなどと状態が異なるため、それぞれ異なった基準面設計の考え方が必要です。

【表1】精密基準面の設計の考え方
精密基準面の種類特徴精密基準面の設計の考え方
製品の組立部品の
位置決め基準面
位置決めに大きな力を作用させない
→ワークの変形が無視できる
異形状のワーク位置決めが多い
位置決めピンを多用:写真1
基準面側に一定の力で押しつける
自動機などの
精密組立基準面
ボルト締付圧力がかかる
基準面間にゴミを挟ませない形状
平面-平面で締付力を受ける
必要以上に面積を大きくしない:写真-2
精密測定の測定物の
設置基準面
測定物の寸法変化に影響させない事
XYZ3軸と平行度の精度が必要
移動させるものは摩擦抵抗に配慮
均一な重量バランスとなる基準面配置:写真-3
移動させる場合は逃げ面を作り、摩擦抵抗を小さくさせる

写真1、写真2、写真3

 次回は、組立部品の精密位置決め基準面について解説します。

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