エンジニアのための技術講座

ローコストオートメーション講座

掲載日:2007年11月09日

カテゴリ : 位置決め技術

第328回 ワークホールド技術−4:力をうけるワークの位置決め法

 力を受ける場合の位置決めには、力の方向に対して適切な方向に位置決め基準面を設けなければなりません。位置決め基準面の設定ミスは、次のような問題に繋がります。

■位置決め基準面の設定ミスによる問題
(1)位置決め精度の不安定性
(2)ワーク破壊などのトラブル
(3)ワークやツール部の破損による不安全事故

 したがって、力を受けるワークの位置決め法は、ワークに作用する力の方向と大きさに対して、適切な位置決め手段を設計する必要があります。

■力を受けるワークの位置決め設計法
(1)ワークに作用する力を洗い出す
(2)ワークに作用する力の方向と大きさを知る
(3)ワークに作用する力の方向と大きさに対抗できる基準構造を設計する

事例

ドリルによる穴加工用固定治具の場合

 【図1】の場合、ワークに作用する力は次の2つです。
 a)ドリルの穴加工の回転切削力(トルク)
 b)ドリルを下方向に押し込む力(スラスト力)

 この2つの力の方向と大きさに対抗できる基準構造が【図1-a】です。【図1-b】は位置決めピンの配置が異なる事例で、この場合はトルクに対してワークが適切に固定されないことが解ります。

【図1】ドリルによる穴加工用固定治具の場合

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