エンジニアのための技術講座

ローコストオートメーション講座

掲載日:2007年12月07日

カテゴリ : 位置決め技術

第331回 ワークホールド技術−7:バリに影響されない位置決め法

 製造原価や組立精度の競争などの背景から、ある程度の品質バラツキを持つ部品をうまく使いこなす技術が求められます。ここでは、バリ処理が不完全な部品でも、位置決め作業に影響を受けないワークホールド技術と、位置決めピンの使用事例を解説します。

(1)部品のバリについて

 部品のバリ処理技術については、第289回で解説しました。。
 金属材料を加工した部品には、金属の延びる材質のために端部にバリが生じます(【写真1】)。

【写真1】部品端部のバリの色々

(2)外形で受ける位置決めの場合

部品の角は、面取り処理がされていないものにはバリがあります。したがって、角の部分は逃げ形状を持たせる必要があります(【図1】)。
【図1】がコーナーバリ対策の基本型で、この応用型として外形をピンで受ける形式や異形状の外形を受ける形式などがあります。

【図1】角のバリ対応の基本型、【図2】異形状の外形位置決めの事例

(3)位置決めピンの使用事例

 位置決めピンの使い方は、組付ける部品の品質状態(バリ)に応じて使い分けます。

a)バリ処理されていない部品の場合(【図3-1】)

【図3-1】

b)バリ処理がされている部品の場合(【図3-2】)

【図3-2】

 次回は、バリの影響を受けない穴基準の位置決め法を紹介します。

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