エンジニアのための技術講座

ローコストオートメーション講座

掲載日:2009年02月06日

カテゴリ : 自動化要素技術

第387回 機械設計者の生産技術レベルアップ講座-41:挿入組付け技術

 組立自動化の要素技術の3番目の代表事例として挿入組付け技術を解説します。
 組立作業の自動化(ローコストオートメーション)は、複数の単純な要素作業の自動化を複合化させたものと言えます。技術講座では、「かしめ技術」、「ねじ締結技術」、「挿入組付け技術」を組立作業の自動化の代表的要素技術として解説しました。

(1)挿入組付け技術とは

・挿入組付け技術とは次のような作業を手作業または治具/装置で処理する手段です。

a)穴への軸または角棒の挿入または圧入(【写真1】参照)
b)異形部品の位置決め箇所への挿入組付け(【写真2】参照)

・しまりばめ状態のような圧入は、(1)固定、(2)位置決め、(3)姿勢固定、(4)力の伝達などの機能を実現させる挿入組付け法です。

・すきまばめ状態のような挿入は、(1)位置決め、(2)案内ガイド、(3)接合等の前処理、(4)結合などのための挿入組付け法です。

【写真1】穴とシャフトの挿入組付けの例(圧入処理)【写真2】異形部品の挿入組付けの例(挿入処理)

(2)挿入組付け技術の特徴
1.長所

・基本的には1方向からの動作で挿入組付けを行うため自動組立の要素技術に適しています。
・部品精度の出来具合により、高精度な組付け自動化が容易にできます。(【写真1】参照)
・組付け後の分解や再組付けが可能です。

2.短所

・組付ける2個の部品の設計形状や品質(精度、表面状態、他)が挿入組付けに大きく影響する。
・手作業の習熟動作を要する難易度の高い挿入組付けの自動化は非常に難しい。
・機械作業の挿入組付けで不具合を生じた場合(食いつき、他)、解体処理が難しい。

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