エンジニアのための技術講座

ローコストオートメーション講座

掲載日:2009年03月13日

カテゴリ : 自動化要素技術

第392回 機械設計者の生産技術レベルアップ講座-46:圧入組付け

穴と棒の組付けには、2個の部品間の寸法関係で組付け作業も2種類に区分されます。

穴と棒の組付け

ここでは組付けに力を要す圧入について、用語解説をします。

【表1】圧入作業の用語解説
圧入用語 用語解説と事例 英語用語
静圧入 衝撃を伴わない静的な力で軸を穴に圧入する工法
例:
金型ベースへのプレス用パンチの組付け
Static press fit
加振圧入 振動を与えながら圧入する工法
例:
壊れ易い部品の軽圧入など
Vibratory press fit
打撃圧入 打撃作用で圧入する工法
例:
ノックピン、位置決めピンの圧入
Shot fit Hammering fit
押し込み圧入 Oリングやパッキン、ばねなどの組付けワークを 軸に沿って押し込みながら圧入する工法
例:
E型止め輪の挿入 ボールベアリングのベアリングホルダへの圧入
Push fit
焼きばめ 穴側の熱膨張で穴径を大きくし、軸を穴に組付ける工法
例:
・高精度で高トルクの圧入を求められる場合で、回転工具(エンドミル等)を焼きばめホルダに装着する場合 ・駆動歯車リムとボスとの固定
Hot press fit
冷やしばめ 上記の逆で、軸側を冷やして軸径を小さくし穴に挿入する工法
例:
・大型部品や壊れ易い部品の圧入作業の場合、圧入力による破損を予防するために利用される
・軸受ブシュのはめ込み固定
Cold press fit

圧入作業の解説

・圧入作業は、軸径と穴径の2個の部品設計で狙った締めしろを押し広げながら2部品をはめ込む組付け作業です。
・この締めしろを押し広げる際の面圧と摩擦力を圧入力として与えなければなりません。この圧入力の与え方で圧入作業が分類されます。
・この圧入力は、圧入時に2個の部品の確実な位置決めや把持力などの難易度のある前作業が必要となりますが、接着剤を使わなくとも圧入力に応じた部品結合の信頼性が得られます。

このサイトは、株式会社ミスミが運営・管理しています。

当サイト上のコンテンツの著作権は株式会社ミスミに帰属します。
無断利用・転載を発見した場合は、法的措置を取らせていただくことがあります。

ミスミのeカタログ

メカニカル部品 | ねじ・ボルト・座金・ナット | 工業用素材 | 配線部品 | 制御部品・PC部品
切削工具 | 生産加工用品 | 梱包・物流保管用品 | 安全保護・環境衛生・オフィス用品 | 研究開発・クリーンルーム用品
プレス金型部品 | プラ型用部品

ご利用にあたって  会社概要

ページトップに戻る