エンジニアのための技術講座

ローコストオートメーション講座

掲載日:2010年04月09日

カテゴリ : センサー技術

第444回 設計のイメージトレーニング-35:ローコストなカラーボール識別

 このビンゴゲームの場合、直線状に同色のカラーボールが並ぶと勝ちとなります。したがって、並べたカラーボールの色の識別を自動で検知するセンシングが必要です。ここではローコストなカラーボールの識別法を紹介します。

・色の識別にはカラーセンサがあります。

・カラーセンサの識別原理は、投光素子に赤色・青色・緑色の3色のLED光源を使い、対象物に3色の光を照射して、3色のそれぞれの光の反射率の比率で色の違いを判別します。

・微妙な色の違いなどを識別できますが、それなりに高額なセンサ/アンプシステムを必要とします。

・カラーセンサの識別は、「基準色に一致:ON」または「基準色に一致:OFF」のため黄色、黒色、白色の3色のカラーボールをカラーセンサで識別するには、3セットの高額なカラーセンサ/アンプが必要と成ります。

・ビンゴゲーム機では、単色光のファイバセンサを巧みに活用してローコストで3色のカラーボールの識別を行っています。

・【写真1】にカラーボール識別用ファイバーセンサ(2本)が見えます。2本のファイバセンサの光ファイバケーブルの色が異なるのがわかります。

・1本は赤色LEDを光源(波長680nm)とするファイバセンサを選択し、もう1本を青色LED光源(波長470nm)のファイバセンサを選択しています。この2種類の波長の異なるLEDで3色のカラーボールを識別させるときに、感度調節を適切に選ぶことで黄色、黒色、白色の3色のカラーボールを識別できる反射出力が得られます。したがって、安価なセンサ/アンプが2セットで済みます。

・このように、センサを使う場合は、センサのセンシング原理を理解した上で、自動機側に必要なセンシング機能にうまく利用するとローコストなセンサ/アンプシステムに成ります。

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