エンジニアのための技術講座

ローコストオートメーション講座

掲載日:2010年06月25日

カテゴリ : 駆動機構設計

第454回 設計のイメージトレーニング-44:懸案構造の製図過程での処理

 組立図の設計を進める過程で、構造がだんだんと明らかになるに従い頭で考えていた構想と違って、懸案が生じてきます。このような場合の対処法をいくつか紹介します。

・設計を進める過程で懸案課題が生じた場合は次の様な対処法がありますが、解決担当者は設計者自身ですので、確実に解決をしなければ成りません。

課題対処法対処法の具体的事例
初期の構想図では構造的な問題が生じる(1)懸案箇所にマーキングして代案を設計図に併記
(2)代案が出来ない場合は、別図面の製作を進めて時間を稼ぎながら解決案を捻出
・【図1】の場合:
カバーの熱変形のリスクを図示し、解決課題であることを併記
・不安な部品がある場合は、代案部品を設計しておき、組立時には代案部品の加工品まで調達しておく

・【図1】はケーブルの耐久試験機の組立図です。

・この試験機はケーブルを高熱にするためのヒーターが組み込まれますが、このヒーターの高熱でカバーが変形する予測課題が組立図に併記されています。

・実際の完成試験機は、【図1】の組立図と異なっていることが【写真1】から分かります。

・カバーのゆがみの予測課題の解決と試験機の設置面積を狭くすること、その場合の設置安定性のための重心の低位置化を狙って、組立部品の配置を大幅に変更しています。

・【図1】の段階では試験機は平面に寝かせて設置する構造案でしたが、完成構造は、平面板を縦にした構造に設計変更し、1)ヒーターの熱を上に逃がす、2)設置板を底部に持たせモータも下部に配置変更して重心を低い構造に変更しています(【写真1】参照)。

【図1】

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