エンジニアのための技術講座

ローコストオートメーション講座

掲載日:2011年07月08日

カテゴリ : 位置決め技術

第504回 自動化ノウハウ編:位置決め-4

・データ処理速度を向上させるための製品構造として、2個のセンサーを対向して高精度に位置決めする製品などがある。

・この場合、センサーが高額なため、組立作業で位置精度が不十分の組立品を再生処理ができるように締結ネジで仮固定を行う組立設計を採用するものがある(図1)。

【図1】対向部品の精密位置決め製品の例

・ネジ締結による仮固定で精度が得られたことを確認した後に接着剤で接着固定する生産方式である。

・締結ネジを用いる位置決めの場合、次のような位置決め誤差要因が避けられない(図2)。

【図2】ネジ締結による位置変動要因

① 締結ネジの締付トルクで生じる回転モーメント力による部品の変形
② 締結ネジによる締付接触面の摩擦抵抗のバラツキによる締付力作用のバラツキ
③ 締付トルクの残留応力とその解放による変形

・上記の①~③は締結ネジの個数と配置の影響を大きく受ける。

・上記の①と③の対策として、2個の締結ネジの締付方向を反対にした逆ネジ採用があるが、この場合でも2個のネジの締付タイミングのズレ等により精密な位置決めには限界が残る(図3)。

【図3】締結ネジの締付方向を反対にした例

注意点など

・トルクレンチを用いて締付トルクを管理しても、その他の変動因子(例:締結面の平行精度、摩擦抵抗)が多く作業習熟の度合いにより品質変動が回避できない。

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