エンジニアのための技術講座

ローコストオートメーション講座

掲載日:2012年12月28日

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第525回 自動化ノウハウ編:洗浄-5 洗浄かご構造

概要

自動化を前提に洗浄品質を安定化させるには洗浄かごや洗浄治具の適正構造が非常に重要。洗浄ワークの特徴(形状、強度、材質など)や要求品質を理解した上で専用設計することが望ましい。

解説
(1)洗浄と品質問題

・部品やユニットの小型・高集積化や表示品質の高品位化などのニーズにより、これまで以上に洗浄品質の要求も高まっている。
・洗浄品質に関係がある品質問題では、(1)接着強度低下や(2)異物付着による表面変質・腐食、に関連する信頼性の問題と、(3)外観欠陥に係る感性的品位の2つが挙げられる。

(2)洗浄品質安定化のための洗浄かご構造

・洗浄品質を安定化させる重要な課題として洗浄かごの構造の適正化がある。
・洗浄かご構造の適正化には、次の5項目の要件が求められる

  1. 洗浄かごと洗浄ワークの接触部に洗浄液が残りにくい様にするため、両者の接触部は面接触とせず点接触となるように洗浄かご形状を工夫する(図1)。
  2. 洗浄中に洗浄ワークの品質劣化を回避するため、洗浄ワークの接触点は品質的に重要な面を使わない。
  3. 洗浄かごや洗浄治具とワークが接触した状態で超音波による振動が生じると、ワーク側にチッピングなどが生じる場合がある。このため、洗浄かごや洗浄治具のコーナー部や接触点はR形状が好ましい(図2)。
  4. 超音波洗浄の場合は、洗浄かごの底面と側面共に洗浄液の循環性と液切りを良くするためと洗浄エネルギーの伝搬効率の低下を少なくするため網面などを採用する
  5. 洗浄かごや洗浄治具の素材は、洗浄液に犯されないこととワークと反応しないものを採用する。

【図1】洗浄かごとワークの接触部の液残り状態

【図2】微小ワーク用洗浄治具

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