エンジニアのための技術講座

ローコストオートメーション講座

掲載日:2013年01月11日

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第526回 自動化ノウハウ編:洗浄-6 多品種少量生産対応洗浄

概要

生産方式が大量生産方式から多品種少量生産や1個流し生産への移行が必要となるなかでは精密加工ラインの洗浄工程も多品種化対応が必要となる。従来のロット単位の洗浄工程を多品種少量生産や1個流し生産に切り替えるための注意事項を解説した。

解説

多品種少量生産や1個流し生産に適合する洗浄工程の自動化には、次のような装置仕様が求められてくる。

必要条件-1.ムダの無い作業設計ができる装置仕様(サイズ、処理能力、他)であること

・大型工作機械による大量生産型バッチ生産方式の場合には洗浄も大型洗浄機によるバッチ処理が行われていた(図1)が、多品種少量生産の対応には、洗浄機も小型で小ロット対応が求められる(図2)。
・1個流し方式やセル生産方式になると、前後の工程との同期生産(同じタクトで生産すること)が前提となるため、ムダの無い作業設計ができる装置仕様(サイズ、処理能力、他)と作業環境でなければならない。即ち、大型工作機械による加工ではなく小型加工機による加工となるため、加工の作業自体が変わってくる。したがって、加工機操作者の手が空いた時間帯に、効率よく洗浄処理が可能となるような小型洗浄機と操作設計を行わなければならない。

必要条件-2.小ロット対応の洗浄に合った洗浄液と洗浄条件の選定

・切削液や研削液などの加工液には色々な溶剤が含まれているため、洗浄条件や乾燥条件が不適切だと加工品の材料と反応して腐食させたり、乾燥シミが残るなどのトラブルに繋がる。大型洗浄機の洗浄条件はそのまま利用できなくなるので、簡易洗浄方式の採用においては、予備洗浄液の選定や洗浄条件の選定が再度必要となる。

【図1】大量生産方式の加工工程と洗浄工程の例

【図2】多品種少量生産に合う加工工程と洗浄工程の例

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