エンジニアのための技術講座

ローコストオートメーション講座

掲載日:2013年02月01日

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第529回 自動化ノウハウ編:自動化機器の新技術導入の進め方-2

 非常に高い要求性能(Q、C、D)を有す自動化機器の実現をコンカレントエンジニアリング的に製品開発と自動機開発を同時進行的に進めることが求められる場合が多くなりつつある。以下では革新技術の採用について解説した。

(1)改良技術と革新技術

・改良技術とは、既に類似の自動化機器に採用され実用化の実績を有す自動化要素技術を応用し、されに改良した性能を実現させる技術。

・革新技術とは、原理的技術はあるが類似の自動化機器への適用実績がなく、したがって、自動化機器に採用するには新たな課題解決を伴う技術開発を必要とする技術。

・この事例では、次表の様に改良技術、革新技術を区分して技術開発を進めている。

開発性能対応技術開発技術の例解 説
大型化
(改良技術)
大型XYテーブル1.5mストローク対応(2軸+補助軸)構造案内
高速化
(改良技術)
高速リニアモータ(非接触案内+リニアモータ)の高速駆動方式
高精度化
(革新技術)
グラナイト石材の
空気静圧軸受テーブル
高速大型XYテーブルを長時間自動で高精度加工できる機構の開発

(2)相反する性能を実現させるための開発方針

・相反する性能をコンカレントエンジニアリング的に開発を進めるには、構想段階で技術開発のリスクを可能な限り予測し、シンプルかつ着実なプロセスで技術開発の構想から設計・製作まで関係者の仕事が進められるように計画することが重要。

図

・そのためには、次の様な開発方針に基づく開発マネジメントが重要である。

<革新技術を採用する場合の開発方針例>

1.未知の技術を伴う革新技術の採用は30%を限度として全体のリスクを抑える。
2.各開発技術の構成要素には改良技術と革新技術を混在させない。
3.技術開発は革新技術に集中する。
4.革新技術の実用化は着実なステップを踏んで行う。

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