第395回 スチレン系プラスチックの特徴
プラ金型講座
掲載日:2009年01月23日
スチレン系プラスチックは、硬質の射出成形品に多用されている樹脂です。主な種類には以下の材料があります。
(1)ポリスチレン
(2)ハイインパクトポリスチレン
(3)ABS樹脂(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体)
(4)m-PPE(変性ポリフェニレンエーテル)
スチレン系プラスチックには、共通して以下のような特徴があります。
◇水に沈む。
◇表面が硬い。
◇表面が傷つきにくい。
◇剛性が大きい。
◇耐薬品性が良好。
◇透明グレードがある。
◇電気特性が優れている。
◇成形加工がしやすい。
◇流動性が良い。
◇金型温度が低い状態でも射出成形できる。
◇ぜい性が低く、衝撃に弱い傾向がある。
◇ある特定の有機溶剤には弱い。
◇耐熱性は低い。
◇外観の光沢が良好である。
◇外観の転写性が美しい。
◇シリンダー内で滞留しても熱分解しにくい。
◇価格が比較的安価。
◇再生材として利用できる場合もある。
ポリスチレン樹脂は、ポリオレフィン樹脂とは異なる特性があり、これらを生かして自動車、家電、日用品、建設資材等に利用されています。

