エンジニアのための技術講座

プラ金型講座

掲載日:2000年09月19日

カテゴリ : ミスミ商品ガイド

第10回 ミスミ新商品紹介〜エジェクタピン用ブシュ カタログNo.ECB

 生産ショット数の多い金型では、エジェクタピン穴が磨耗し、成形品にバリが発生することがあります。

 バリの修正のためには、金型の可動側コアの入れ子修正や、新規製作による交換が主に採用される方法ですが、いずれも多大な時間と修正コストが必要になります。
 このように、あらかじめショット数が大きく見込まれる金型では、エジェクタピン部の摩耗を見越して、メンテナンスが速やかにできる金型構造が推奨されます。

 ミスミでは、かかるニーズに対応して、「エジェクタピン用ブシュ」を商品化しております。
 ブシュを可動側コアにインサートし、摩耗が生じた際に標準品と交換するだけで、バリ修正を完了させることが可能です。
 ブシュ材質は、現在のところSKD61を採用し、表面を窒化処理しています。
 したがいまして、エジェクタピンにSKH51(硬度58〜60HRC)を採用した場合には、硬度の低いブシュ側が硬度差により先に磨耗させることができ、ピンはそのまま使用し、ブシュのみの交換を考慮すれば良いことになります。

 特に、メインコアの材質がプリハードン鋼やS50C等の硬度が低い材質の場合には、コアに直接エジェクタピン穴を機械加工した場合には、穴の摩耗修正は甚大なリスクを背負うことになります。このような場合には、本部品が大いにその効果を発揮することになるでしょう。

 日本では、金型の製作コストにのみ、注目が集まってしまう傾向がありますが、欧米ではメンテナンスコストも考慮し、このようなブシュ構造を多用しています。また、精密金型メーカーでは、自社規格で類似のブシュを採用している例もあるようです。

 ブシュ採用の基準ショット数は、成形材料、成形条件、コア材質などにより左右されますので、メンテナンス状況をよく観察し、検討し決定基準を作られると良いでしょう。

 現在、対応エジェクタピン径は、直径2mm、3mm、4mm、5mm、6mmです。詳しいスペックは、カタログ「Face 2000 増補版」15ページをご参照下さい。

図



紙図も型番も要らない3Dダイレクト調達 meviy【メヴィー】

このサイトは、株式会社ミスミが運営・管理しています。

当サイト上のコンテンツの著作権は株式会社ミスミに帰属します。
無断利用・転載を発見した場合は、法的措置を取らせていただくことがあります。

ミスミのeカタログ

メカニカル部品 | ねじ・ボルト・座金・ナット | 工業用素材 | 配線部品 | 制御部品・PC部品
切削工具 | 生産加工用品 | 梱包・物流保管用品 | 安全保護・環境衛生・オフィス用品 | 研究開発・クリーンルーム用品
プレス金型部品 | プラ型用部品

ご利用にあたって  会社概要

ページトップに戻る