エンジニアのための技術講座

プラ金型講座

掲載日:2000年11月21日

カテゴリ : キャビティ

第18回 鋼材の縦弾性係数とは?

 金型部品に使用する鋼材の強度や弾性を示す物性質として、「縦弾性係数」があります。
 縦弾性係数は、通常「ヤング率」とも呼ばれています。
 縦弾性係数は、鋼材を引っ張った際に発生する「ひずみ」と「引張応力」の比例係数のことです。
 これらの関係を数式で表しますと、下記のようになります。

 σ=EXε

 単位
縦弾性係数:Ekgf/cm2 または Pa
ひずみ:ε
引張応力:σkgf/cm2 または Pa

 ε:イプシロン
 σ:シグマ

 つまり、「応力は、ひずみに比例する」訳です。

 縦弾性係数は、金属材料の種類によってその物性値は特定されます。一般に、縦弾性係数の数値が大きい材料ほど、引張応力や剛性が高くなります。

 【表1】に代表的な金属材料の縦弾性係数のデータを示します。

 縦弾性係数E
(kgf/cm2)(MPa)
軟鋼210 X 10420.59 X 104
S50C210 X 10420.59 X 104
プリハードン鋼
(SCM440系)
203 X 10419.9 X 104
SDK11210 X 10420.59 X 104
黄銅63 X 1046.17 X 104
105 X 10410.29 X 104
アルミニウム68 X 1046.67 X 104
超々ジェラルミン73 X 1047.16 X 104



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