エンジニアのための技術講座

プラ金型講座

掲載日:2001年01月30日

カテゴリ : キャビティ

第26回 コアピンの樹脂圧力による曲がり

 コアピンの樹脂圧力による、曲げ変形の基本計算式の考え方を説明します。

 射出成形では、キャビティ内部に高い充填圧力が作用しますので、コアピンなどの細長い形状部品は、変形したり、場合によっては折損する事故が発生します。
 コアピンに作用する圧力は、溶融樹脂の流動パターンやゲート配置等によってケースバイケースでありますから、正確な強度計算は実際はかなり難解な計算となってしまいますので、通常は、圧力の作用状況を近似(単純化)して基本計算のみ行っております。
 今回は、コアピンの変形(曲がり)についての基礎的な計算方法を紹介します。

 片持ち梁構造における最大曲げ変形量(δmax)は、次式で計算されます。

(1)コアピン先端に集中荷重が作用したと想定した場合

数式画像

   δmax:最大曲げ変形量(cm)
  W:集中荷重(kgf)
  E:縦弾性係数(kgf/cm2
  I:断面二次モーメント(cm4

(2)コアピン側面に等分布荷重が作用したと想定した場合

数式画像

   W:等分布荷重(kgf/cm)

 実際には、コアピンの周囲では、溶融樹脂は瞬間的に周囲に回り込んでゆきますので、一方向のみから単純に圧力が作用するケースは希であると考えられます。
 細長いロングタイプのコアピン等では、ゲート位置によっては、(1)または(2)のような過程で圧力が作用することもありますので、そのような場合は、上記式にデータをあてはめて基本計算が可能です。

図1



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