エンジニアのための技術講座

プラ金型講座

掲載日:2001年04月17日

カテゴリ : 技術計算

第36回 可動側型板の受け板厚さの決定方法(計算例)

 前回解説した可動側型板の受け板厚さの決定について、ケーススタディを行ってみましょう。

問題

 【図1】に示す構造の可動側型板において、受け板の厚さhはどのぐらいとするのが適当でしょうか。
 ただし、型板その他の部材の材質は、S50C、使用する樹脂は、HIPSナチュラル材である。
図

解答例

 受け板の厚さhは、次式で計算されます。

数式画像

 【図1】より下記のデータが前提条件として与えられます。

 型板の幅:B=200mm
 スペーサーブロック内側の間隔:L=90mm
 キャビティ内圧pを受ける部分の長さ:l=8mm
 キャビティ内圧pを受ける部分の幅:b=25mm
 キャビティ内圧:p=350kgf/cm2
 材料の縦弾性係数:E=210×104kgf/cm2

 ここで、計算に必要なデータで不明なのは、許容される最大たわみδmaxです。この値は、使用される樹脂がHIPS(ハイインパクト・スチロール)ですので、流動性はとりわけ良好である訳ではありませんので、
 δmax=0.03〜0.05(mm)
 程度が目安となります。
図

 したがって

数式画像

 となります。

 区切りの良い寸法として丸めて、h=20mmとすることに意志決定します。



紙図も型番も要らない3Dダイレクト調達 meviy【メヴィー】

このサイトは、株式会社ミスミが運営・管理しています。

当サイト上のコンテンツの著作権は株式会社ミスミに帰属します。
無断利用・転載を発見した場合は、法的措置を取らせていただくことがあります。

ミスミのeカタログ

メカニカル部品 | ねじ・ボルト・座金・ナット | 工業用素材 | 配線部品 | 制御部品・PC部品
切削工具 | 生産加工用品 | 梱包・物流保管用品 | 安全保護・環境衛生・オフィス用品 | 研究開発・クリーンルーム用品
プレス金型部品 | プラ型用部品

ご利用にあたって  会社概要

ページトップに戻る