エンジニアのための技術講座

プラ金型講座

掲載日:2001年05月01日

カテゴリ : ランナー・ゲート

第38回 トンネルゲートの基本バラエティ

 トンネルゲート(サブマリンゲート)は、パーティング面の開閉時に成形品とゲートを自動切断する構造のゲート方式として多用されています。

 トンネルゲートの基本設計では、形状や寸法などのノウハウが必要になりますが、今回は、成形品とゲートとランナーの関係について基本的なバラエティを紹介します。

 【図】には、一般に採用されているトンネルゲートの基本パターンを示しています。
 パーティング面を挟んで、固定側と可動側に大きく大別しますと、ゲートとランナーの組み合わせは、4通りのパターンがあります。

図

 固定側にトンネルゲートが設けられている場合には、成形品とゲートの切断は、パーティング面が開く際に行われます。したがいまして、ゲート切断の状態は、型開き速度により変化するものと考えられます。

 一方、固定側にトンネルゲートが設けられている場合には、成形品とゲートの切断は、ランナーエジェクターピンがランナーを突き出す際に行われます。したがいまして、ゲート切断の状態は、ランナーエジェクターピンの突き出す速度により変化するものと考えられます。

 固定側にランナーが設けてある場合には、ランナー自体が固定側に残る可能性がありますから、ランナーを可動側に引っ張ってくるロックピン等の構造が必要になります。

 可動側にランナーが設けてある場合には、ランナーを突き出すためのエジェクターピンを適宜設けておく必要があります。

 特殊な例としては、可動側に設けたボス形状(エジェクターピンを削って細工します)にトンネルゲートを設け、成形品の天面裏側から樹脂を注入する構造もあります。

 実際には、成形品の特徴や樹脂特性によって、どのパターンのゲート、ランナーパターンが適切であるかを考慮して金型設計を行います。



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