エンジニアのための技術講座

プラ金型講座

掲載日:2001年06月12日

カテゴリ : ランナー・ゲート

第44回 カーブド・トンネルゲート構造

 成形品の側面や天面にゲート跡が残ってはいけない仕様の場合、成形品の裏面にゲートを配置しなければならないレアケースがあります。
 このような場面での技術として、カーブド・トンネルゲート構造(curved tunnel gate)が希に採用されます。

図

 カーブド・トンネルゲート構造は、パーティング面から可動側コアの内部に湾曲したゲート形状が設けられます。したがいまして、コアの天面にゲート開口部が位置します。
 ゲート付近のランナーには、エジェクターピンを配置し、そのピンの上部には、ゲート保持のためのボスを設定します。ボスの全長は、Hとし、突き出しの際に、成形品がコアから完全に離型するまで、ゲートを保持し、円滑なゲート切断ができるようにします。

 湾曲部の形状は、試行錯誤により修正を行う場合が多いのが実状ですが、金型修正が簡単なように最初から入れ子分割構造としておくのが賢明策です。

 ゲートの抜けは、金型の冷却時間や保圧時間にも左右されますので、試作の際には、これらも変化させてサンプル採りを行うのが望ましいでしょう。



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