エンジニアのための技術講座

プラ金型講座

掲載日:2003年03月25日

カテゴリ : 成形不良対策

第129回 成形不良の解決対策(ひけ)

 ひけ(sink mark)は、成形品の表面が収縮によって、ほんの少し凹んだりする現象です。

 外観表面を有する成形品では、品質不良になるケースがあります。

 ひけを解決するためには、下記のような手段が考えられます。

(1)金型に関連する対策
1. キャビティ表面温度を若干低くする。
2. ゲートの大きさを広くする。
3. ランナーサイズを大きくする。
4. スプルーを太くする。
5. 金型の冷却回路を再検討し、冷却効率を高める。
6. 冷えにくい部分の冷却構造を、冷えやすい構造に改造する。
(例:バッフルプレート構造、冷却パイプ構造、ヒートパイプ、非鉄金属入れ子)
7. ゲート本数を増やす。
8. ゲート位置を厚肉部分へ変更する。

(2)射出成形条件に関する対策
1. 保圧時間を長くする。
2. 保圧を高めに設定する。
3. 射出速度を速めに設定する。
4. ノズル温度を低めにする。
5. 計量値を増やしてみる。
6. クッション量を増やしてみる。
7. 射出成形機を変更してみる。
8. 射出ユニットの逆流防止リングの交換を行う。

(3)成形品デザインに関する対策
1. 成形品の厚肉部分を取り除く。
(例:肉盗み形状、別部品化)
2. 非晶性樹脂を採用する。



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