エンジニアのための技術講座

プラ金型講座

掲載日:2004年02月17日

カテゴリ : 技術トピックス

第172回 食品容器用金型

 食品容器にはプラスチックが多数使用されています。PETボトルや食品のカップ、包装は大半がプラスチックとなっています。
 食品容器は、人間が安心して食することができるように、衛生的であって、ばりによって唇や舌、指等を傷つけることがないように品質管理がされている必要があります。
 また、孔があいていたり、クラックが生じているとそこから細菌が浸入して食品を腐らせてしまいますから、そのような品質不良も許されません。

 代表的な食品容器には、下記のようなものがあります。

マーガリン容器:PP
アイスクリーム容器:HIPS、HDPE
乳酸菌飲料:HIPS
プリン容器:PS、PP
お菓子容器:HIPS、PP、HDPE
清涼飲料水ボトル:PET

 食品の用途によって、耐熱性(暖めて食するもの用)、耐低温性(冷凍、冷蔵して食するもの用)、ガスバリアー性(酸素に触れないようにして保存したい食品用)を必要とします。

 食品容器は、成形品の意匠性(美的処理)が商品の売れ行きを左右しますので、3次元曲面形状やデザインが重要視されます。したがって、成形品のデザインや金型設計では、3次元ソリッドデータが重要になります。
 また、金型の分割面には、ばりが発生するリスクが潜んでいますから、分割面の位置にも配慮が必要です。
 同様に、ゲートの位置と方法も重要です。

 キャビティ、コアは、耐食性の良好な鋼材で製作されている必要があります。また、金型には、グリースや摺動促進用油の塗布をしないことが望ましいので、無潤滑で安定作動できるような金型構造が推奨されます。
 射出成形機は、電動式が望ましく、クリーンルーム内での成形加工であれば、さらに良好であると言えましょう。
 バルブゲートやホットランナーも採用に値します。大量に生産が見込まれるのであれば、スクラップレスの効果とハイサイクル化は大変魅力的です。



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