エンジニアのための技術講座

プラ金型講座

掲載日:2004年12月10日

カテゴリ : 技術トピックス

第199回 DLCコーティング

 DLCコーティングとは、ダイヤモンド・ライク・カーボン(Diamond Like Carbon)という、最近実用化がはじまった金属硬質皮膜のことです。

 DLC皮膜の成分は、非晶質カーボンで、非常に硬く、耐摩耗性に優れています。
 皮膜硬さは、HV3000〜4000で、窒化チタン(TiN HV1500〜2000)、超硬合金(HV1500〜2000)、硬質クロムめっき(HV900から1200)、工具鋼(HV500から1000)と比較しても、相当な硬さであることが分かります。

 耐磨耗性も良好で、摩擦係数も大変小さな値を示します。

 対薬品性も良好です。

 コーティング皮膜の表面は、平滑であるために離型性も改善されます。

 コーティングプロセスは、専用の炉の中に被加工物を取り付け、CH系ガス雰囲気中でプラズマ状態でコーティングします。
 出来上がった皮膜の表面は黒色で光沢があります。

 金型の摺動面や磨耗しやすい部分への新しいコーティング皮膜として将来性が検討されはじめています。
 具体的には、

ガイドピン
エジェクタピン
センターピン
スライドコア

 などです。

 的確にこの皮膜を使いこなすためには、母材との親和性、前処理工程などのノウハウの蓄積が必要になります。
 はじめてこの処理を採用する場合には、コーティング処理メーカーと綿密な打ち合わせを実施して、所望の効果が得られるようにすることが重要です。



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