エンジニアのための技術講座

プラ金型講座

掲載日:2005年04月01日

カテゴリ : 成形材料

第213回 半芳香族ナイロン

 ポリアミド樹脂は、一般名称として「ナイロン」と呼ばれていますが、(ナイロンは米国Dupont社の商品名です)、6-ナイロンや66-ナイロンを代表として、各種の材料が射出成形でも使用されています。

 ナイロンは、強度、耐薬品性、電気特性が良好であるため、電子部品、自動車部品、スポーツ用品、繊維などの分野で様々な材料が開発され、使用されています。
 このような材料開発は現在でも活発に行われており、耐熱性が要求されるグレードとして、近年「半芳香族ナイロン」が実用化されています。

 半芳香族ナイロンには、以下のような種類があります。

6T/66ナイロン
6T/6Iナイロン
6T/6I/66ナイロン
6T/M-5Tナイロン
9Tナイロン

 これらの素材では、テレフタル酸という組成が導入されていることによって、ガラス転移温度(Tg)が90〜135℃、融点が290〜305℃という高い温度を得ることができるのが特徴です。
 また、9Tナイロンではノナンジアミンとテレフタル酸を主成分としており融点は308℃となり、高い耐熱性を有しています。
 このような高い耐熱性は、はんだ合金の融点を遥かに上回っているので、表面実装用電子部品(いわゆるSMT、Surface Mount Technology)用の射出成形材料として注目されています。

 半芳香族ナイロンの射出成形では、金型温度を100〜130℃程度に保持する必要がありますので、金型の温度制御が大変重要になってきます。また、ガスベントの確保やキャビティ内からのガス排出も大切です。
 成形条件では、シリンダー内に溶融材料が滞留しないような調整が必要になります。



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