エンジニアのための技術講座

プラ金型講座

掲載日:2005年06月03日

カテゴリ : 成形不良対策

第221回 ジェッティング

 ジェッティング(ジェットフロー)は、成形品の表面に蛇行した「くねくね模様」が現れる外観不良です。
 ジェッティングは、ゲートからキャビティ内に射出された樹脂が、一気に猛スピードでキャビティ内を流動し、ゲートと反対側の壁に衝突した後に、ゲート近傍から充填が進行するために発生します。
 熱可塑性プラスチックの射出成形加工とは物理現象は異なりますが、イメージとしては、練り歯磨きチューブをギュッと握ったときに、歯磨きペーストが不安定ににゅるにゅると空中に射出される現象と類似した、粘性流体の挙動であると考えてください。

 ジェッティングの対策は、以下のような方法が考えられます。

■金型関連
1. ゲートのサイズを広げる。
成形品の肉厚に対して、ゲートが細すぎる状態を解消させる。
2. ゲートの位置を変更し、手前から順次充填できる場所へ移動させる。
3. ゲートの近傍にコアを設け、一気に充填しようとする溶融樹脂を堰き止める。

■成形条件関連
1. 射出速度を遅くし、手前から順次充填できるようにする。
2. 対処療法的には、キャビティの表面温度を高めにし、蛇行模様が消滅するようにする。
ただし、この方法では、流量制御の状態が不安定のままであることを理解する。



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