エンジニアのための技術講座

プラ金型講座

掲載日:2005年06月10日

カテゴリ : 構造部品

第222回 離型抵抗と成形品取り出し

 成形品を金型から取り出すためには、一般的にエジェクタピンやストリッパープレートを使用します。
 成形品を取り出すためには、成形品が金型に密着して残存しようとする力(離型抵抗)よりも大きな力で成形品を移動させる必要があります。

 成形品が金型から外れるための離型抵抗は、以下の要素が関連してきます。

1. 成形収縮
2. キャビティ表面の表面粗さ
3. 抜き勾配
4. 成形品の潤滑性
5. 成形品とキャビティ表面の間の真空度
6. 成形品の表面温度

 また、取り出しの手段としては、次のような方法が使用されています。

1. エジェクタピン
2. エジェクタスリーブ
3. ストリッパープレート
4. 圧縮空気による取り出し
5. バイブレーション補助のある突き出し
6. 2段階突き出し(時間差突き出し)

 成形品の取り出しは、安定した状態で再現性よく実施できることが必要です。そうでないと成形品が変形したり、傷がついてしまったり、寸法が変動したりすることがあります。
 離型抵抗がどのぐらいの力となるのかをシミュレーションして予測することは、現在ではまだ困難です。経験則を応用することが実務的ですが、全くの新しい成形品や素材であれば、試作金型で実験をして確認をすることが良い方法です。



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