エンジニアのための技術講座

プラ金型講座

掲載日:2005年06月17日

カテゴリ : 構造部品

第223回 金型の破損事故の分析

 金型を成形加工で使用している途中に、なんらかの原因で部品が破損したり、折れたりする事故が発生する場合があります。金型は機械ですから、機械を構成している部品がなんらかの原因によって破損することはありえることです。重要なことは、破損の原因がどこにあるのかを究明して、再発を技術的に防止することです。
 破損原因があいまいな状態のままで、核心的な技術手段を講じないままに修理をしてしまうと、同じ内容の事故が再発したり、作業者に危険を及ぼす可能性も指摘されます。
 金型の破損事故の分析は、綿密な調査分析を行うことが入り口となります。

破損の種類

損傷(damage)
磨耗(wear)
腐食(errosion)
疲労(fatigue)
衝撃(impact)
過大応力(over stress)
破壊(fracrure)
破断(break、rupture)

金型の破損事故の調査すべき事項

(1)材料調査
製造履歴調査
成分分析(化学分析、不純物分析等)
機械特性調査(引張試験、圧縮試験、座屈試験、衝撃試験、硬さ試験等)
組織観察評価(マクロ、ミクロ)
表面性状調査、残留応力調査
破断面観察調査

(2)設計基準調査
設計前提条件の確認

(3)使用環境調査
作用外力調査(大きさ、繰り返し、衝撃、クリープ等)
外部環境調査(温度、湿度、化学的雰囲気)
補修状況調査

(4)シミュレーション
材料力学的検討
シミュレーションソフトウエアによる検証
再現実験

(5)総合検討
参考文献:『機械機器破損の原因と対策』(西田新一 日刊工業新聞社)



紙図も型番も要らない3Dダイレクト調達 meviy【メヴィー】

このサイトは、株式会社ミスミが運営・管理しています。

当サイト上のコンテンツの著作権は株式会社ミスミに帰属します。
無断利用・転載を発見した場合は、法的措置を取らせていただくことがあります。

ミスミのeカタログ

メカニカル部品 | ねじ・ボルト・座金・ナット | 工業用素材 | 配線部品 | 制御部品・PC部品
切削工具 | 生産加工用品 | 梱包・物流保管用品 | 安全保護・環境衛生・オフィス用品 | 研究開発・クリーンルーム用品
プレス金型部品 | プラ型用部品

ご利用にあたって  会社概要

ページトップに戻る