エンジニアのための技術講座

プラ金型講座

掲載日:2005年07月15日

カテゴリ : ミスミ商品ガイド

第226回 ミスミ新商品紹介〜らせん溝付きエジェクタピン

 エジェクタピンの高速摺動による、かじり防止に効果があります。

 らせん溝を伝わってモールドデポジット(樹脂やに等の堆積物)、金属磨耗粉などがコアの外部へ排出され、焼き付き等の異常磨耗を防止することができます。

 鉢巻形状の油溝やエジェクタピンの軸方向へ付与したエアベントは、焼き付き防止の効果が思うように得られない場合が多いようです。

 PPS樹脂(ポリフェニレンサルファイド)、LCP樹脂(液晶ポリマー)等のスーパーエンジニアリングプラスチックの射出成形金型では、金型温度を120〜150℃ぐらいに高く設定しますので、エジェクタピン自身の熱膨張により摺動クリアランスが狭くなって、かじりを発生する危険性が増大する傾向にあります。

 電動式射出成形機を使用して高速突き出しや複合突き出しを行う場合には、エジェクタピンの摺動パターンが従来よりも過酷になりますので、かじりを生じやすくなります。

 エアベントとしての効果も期待できますので、高速で樹脂を充填する場合などに焼けの発生を低減させる効果も得られます。また、成形条件の安定化にも寄与することができます。

 メンテナンスサイクルを長くする効果もあります。

 上述の特徴をまとめますと、このエジェクタピンは、以下の金型における成形品突き出しに好適であると考えられます。

成形条件の安定化を指向する金型
金型温度を100℃以上に設定する金型
ガスが発生しやすい樹脂を使用する金型
メンテナンスフリーを指向する金型
電動式射出成形機で使用する金型
エジェクタスリーブのセンターピンとして使用する金型

 材質は、SKD61と(SKD61+窒化処理)の2種類を準備しています。

詳細は、カタログP97−P98、P105−P106をご参照ください。




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