エンジニアのための技術講座

プラ金型講座

掲載日:2005年10月21日

カテゴリ : キャビティ

第239回 硬質クロムめっき

 キャビティやコアの表面は、成形材料から発生する揮発成分や、大気中の水分によって酸化したり(錆びる)、腐食する可能性があります。
 キャビティの表面は、成形品の離型を考慮すると、丁寧に磨き上げられてピカピカの面の状態を保っていることが必要になります。
 酸化や腐食を防止するためには、キャビティの表面をめっきする手法が採用されています。めっきの中でも硬質クロムめっきが代表的なめっきです。

 硬質クロムめっき(Hard chromium plating)は、耐磨耗性が良好で、耐食性に優れています。
 表面皮膜の硬度は、700〜1000HVであり、白色の金属光沢をしています。

 めっきは、無水クロム酸、硫酸等からなるめっき液中に被加工物を沈め、電流めっきします。

 めっき皮膜は、大気中では強固な卑金属の不動態化皮膜です。めっき表面エネルギーは低いので、他の物質との凝着がしにくい特徴をもっています。したがって、プラスチック成形品がキャビティから離型しやすくする機能も有していると言えます。

 めっきを上手に行うためには、めっき前にめっき部分の表面を丁寧に磨いておいて、めっきが着きやすい状態にしておくことが推奨されます。

 金型以外の分野では、食品製造機械の部品の錆び止め、圧延ロール、機械部品の防食などに利用されています。

 一般には、めっきの廃液処理やめっき液の管理が公害防止の観点から重要なので、硬質クロムめっきは専門のめっき業者へ委託するケースが大半です。



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