エンジニアのための技術講座

プラ金型講座

掲載日:2006年12月01日

カテゴリ : 金型材料

第293回 キャビティ用鋼材の熱処理−SKD11

 SKD11は、JISに規定されている熱間ダイス鋼です。当初はダイカスト金型用に開発された鋼材で、高温下で強度と硬さが低下しにくい特性を持っています。硬度が高いことに加えてじん性が高いので、細いコアピンやキャビティに使用されています。

 SKD11の焼き入れは、普通焼き入れの場合は500℃で一次余熱した後に、800〜850℃に二次余熱します。焼入れ温度は1020〜1030℃で、焼き入れは空冷します。

 マルクエンチ焼き入れの場合は500℃で一次余熱した後に800〜850℃に二次余熱します。焼入れ温度は1020〜1030℃で、焼き入れは500℃のソルトバスへ保持した後、空冷します。

 焼き戻しは、低温焼き戻しと高温焼き戻しがあります。
 低温焼き戻しは、硬さを高くしたい場合に採用されます。62HRC程度の硬度が得られます。半面、耐衝撃性が低くなる傾向がありますので、衝撃荷重がかかる部品では適していません。
 高温焼き戻しは、50〜60HRCの硬さで耐衝撃性をが改善したい場合に適しています。焼き戻しは2回行い、500〜530℃で2回加熱した後に空冷します。

図



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