エンジニアのための技術講座

プラ金型講座

掲載日:2007年02月16日

カテゴリ : 技術計算

第302回 ゲートサイズの計算例(その3)

 先回に引き続き、プラスチック射出成形金型の成形品重量と成形品の最大寸法からゲート径を導く計算式を用いて、ゲートサイズの目安をを求める検討をしてみます。

問題

 PBTガラス30%入り製の電子部品成形品金型があり、サブマリンゲートゲート1箇所で金型を設計したいと考えている。この場合、成形品の平均肉厚は0.6mm、重量が0.85gfになると想定される場合、サブマリンゲートの直径はいくらぐらいを目安とすべきか?

検討例

 以下の計算式により検討を行う。

 d=(0.6334+0.177logG)・e^k
    d:ゲートの最小直径(mm)
    G:成形品の重量(gf)ただしG≧0.2
    s:成形品の最大肉厚(mm)

k(0.265−0.019・logG)・s
G0.85gf
s0.6mm

k(0.265−0.019・logG)・s
(0.265−0.019・log0.85)×0.6
0.159

したがって、

d(0.6334+0.177logG)・e^k
(0.6334+0.177log0.85)×e0.159
(0.6334−0.012)×1.172
0.728mm

 結論:サブマリンゲートの直径はφ0.7mmを目安として設計検討してみる。

出典:Paul Thienel,Berchungsbeispile aus der quantitativen Werkzeugauslegung ,Reologische Auslegung,Spritzgie Werkzeuge in der Angebotsphase,p51,(1984),VDI-Verlag
 この計算式で導かれるゲート直径は経験式であり、実際の金型設計で使用するためには樹脂の種類等によって調整をする必要があります。
 あくまでも参考値を得るための目安ということでご理解願います。



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